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どうしても苦手な患者さんへのコミュニケーションの3つのポイント

苦手な患者さんへのコミュニケーションのポイント

どうしても苦手な患者さんへのコミュニケーションの3つのポイント

苦手な患者さんとのコミュニケーション

 

私も看護師をしていた頃、どうしても苦手な患者さんに出会ったとこがありました。
その時に学んだコミュニケーションのポイントを紹介します。

 

 

 

 

言葉の中にある本当の気持ちを知るよう努めましょう

 

患者さんがいつも怒っていたり、毎回理不尽な苦情を言われるなど、
患者さんの態度がキツイというのは、苦手だと感じるキッカケの一つだと思います。

 

 

私がどうしても苦手だった患者さんも、訪室の度に看護師の対応への不満、
治療への不満をきつい口調で訴えられていました。
(ちなみにその患者さんは慢性白血病で抗ガン剤治療を繰り返していた方でした。)

 

 

その人にとって必要だからやっていることなのに、
どうしてそんな風に言われなきゃいけないの?!と最初は悲しい気持ちと
悔しい気持ちでいっぱいで「もう関わりたくないし部屋にも行きたくない…」
と思いながら関わっていました。

 

 

もう怒られないように何も言わないでおこう、
と思いながらその患者さんの清拭をしていたある日
「オレの事やりにくいおっさんやと思てるんやろ。
分かってんねんけど言わずにおられへんねん。黙ってもうたら、
病気に負けてまう気がするねん」と言われたのです。

 

 

そこでハッと気がついたのです。
あのキツイ言葉は看護師だけに向けられていたのではなく、
自分自身の病気に対する言葉でもあったのだと。
完治しない病気とずっとずっと闘って、もう治らないとわかっているけど認めたくない、
という葛藤をして苦しんでいたのです。

 

 

そして学んだことは、言葉の表面だけを捉えるのではなく、
患者さんが何故その言葉を発しているかを考えることが大切だということです。
言葉の表面だけを捉えると、自分も傷ついてしまいます。
患者さんの態度は看護師に対するSOSだと考えて接してみましょう。

 

 

 

苦手な患者さんを″嫌い″にならない

 

人間ですから、相性はあります。あなたが患者さんを″苦手″と思うことは、
あなたが悪いのではありません。しかし大切なのは″嫌い″にならないということです。

 

 

先ほどお話した患者さんですが、あの言葉を聞くまでは、
その患者さんの事がはっきり言って嫌いでした。
毎日嫌なことを言われて、それでも顔を合わせないといけないのが本当に辛くて、
いつしかその患者さんのことが嫌いになっていました。

 

 

″嫌い″と思いながら接してしまうと、患者さんと私の関係は、
それはもう悪化の一途をたどりました。
きっと、無意識に患者さんも私の気持ちを感じ取っていたのだと思います。

 

 

しかし、あの言葉を聞いてからその患者さんへの気持ちが変わりました。
苦手ということに変わりはありませんでしたが、″嫌い″ではなくなりました。
そうすれば面白いもので、その患者さんの私への態度が、
以前に比べてずいぶん柔らかいものになりました。

 

 

そこで学んだことは自分の患者さんへの気持ちと患者さんの態度は、
鏡のようなものだということです。″嫌い″と思って接すると、
無意識に自分の態度に現れ、相手にも気付かれます。
さらに、患者さんをマイナスのメガネをかけて見てしまい、
患者さんの本当の気持ちに気付けなくなるという悪循環がうまれます。

 

 

苦手でも大丈夫です。嫌いにならないように努めましょう。
もし、今あなたが″嫌い″だと思いながら患者さんと接しているなら、
きっと何かが変わると思います。

 

 

 

明らかに患者さんに非がある場合は上司に相談を

 

あなたが患者さんを苦手だな、と感じるのには理由があるはずです。
その理由が体を触ってくる、卑猥な言葉をかけられる、暴力をふるわれるなど、
あなたの心や体が傷付いたり、明らかに非常識な態度だと思った場合は、
迷わず上司へ報告しましょう。

 

患者さんが明らかに非常識な態度をとっているにも関わらず、患者さんだから、
とうやむやにするべきではありませんし、患者さんだから何事も許されるわけではありません。
また、そういったことを患者さんにされた場合は毅然とした態度で接しましょう。

 

そんな病院はないと信じたいですが、もし、上司へ相談しても相手にされない、
対応してもらえない、ということで悩んでいるのであれば、
あなたの心が折れてしまう前に職場を変えることを強くおすすめします。

 

 

 

最後に、、、

 

看護師も人間です。いくら仕事とはいえ、患者さんの部屋に行きたくない、
出来れば関わりたくない、なんて思う苦手な患者さんに出会うことはあります。
私の経験が、苦手な患者さんへの対応のヒントになれば幸いです。

 

 

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