退職交渉で悩んでいる新人看護師へ
新人看護師の中には、今の病院を辞めたいと悩む人も多いのではないでしょうか?
看護師はストレスの多い職場なので、働く看護師の8割が辞めたいと思ったことがあります。
ただ、どこの病院でも人手不足ということもあって、辞めたいと伝えても
なかなか辞めさせてもらえない…という人が、非常に多くいます。
そこで新人看護師でも上手く退職交渉を進めることが出来るよう、
アドバイスをまとめてみたので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
なかなか辞めさせてもらえない理由
看護師の世界では転職活動の中でも、退職交渉が一番エネルギーがいると言われています。
それくらい退職交渉に苦戦する看護師は多いのですが、なぜこれほど引き止めが強いのでしょうか?
理由としては、病院は看護配置の基準を元に運営が成り立っているため、
あなた一人が退職することで、病院として7:1や10:1を満たせなくなり、
病院の経営が赤字になってしまうこともあるのです。
そのため経営に関わっている、看護部長や師長から激しく引き止められるのです。
だからといって、あなたが辞めたいのに辞めさせてもらえないというのはおかしい話です…。
病院としても何かあった時のための余剰人員を採用していなかったことが問題なので、
引き止められたからといって、あなたが無理やりその病院に残ることもありません。
退職交渉を上手く進めるコツ
看護師の退職交渉では、どこの病院でも色々な手段で「引き止め作戦」をしてきます。
例えば退職理由によっては、給料交渉や、部署異動も提案されることも多いですが、
実際に引き止めに応じて残ったとしても条件が変わってしまうケースも多々あります。
それくらい、病院側としても目先の看護配置ばかりを考えていることも多いため、
本当に働くスタッフのことを考えてくれる職場は、少ないのかもしれません。
そこでスムーズに退職交渉をするための一番のポイントは転職理由です。
退職理由が「それなら仕方ない」と思ってもらえれば、退職がスムーズに運びます。
逆に「この理由なら引き止められるんじゃないか?」と思われると、あの手この手で
引きとめてきますので、退職理由はかなり重要になってきます。
(納得されやすい退職理由の例)
家族の事情で働けなくなってしまった
今働く病院にない部署で働きたい
体調不良でドクターストップが出てる
実際に退職を考えている多くの社会人は看護師に限らず「家庭の事情」をよく使います。
正直、先方としても疑う気持ちは持ってしまうと思いますが、万が一本当だったらと思うと、
強く引き止めをすることもできなくなってしまうので、効き目はあります。
またキャリアアップという意味でも、今あなたが働く病院にはない部署への希望を伝えることで、
中には「キャリアアップに繋がるなら…」と応援してもらえる上司もいるかと思います。
また体調不良が理由で休職することもありますが、中には退職の話をする際に
上司から医師の診断書などを提出するように命じられるケースも少なくありません(!)
看護師の退職交渉は想像以上に大変なことが分かります。
また個人的に退職交渉する上で一番おすすめするのが転職サイトへ相談することです!
転職サイトに登録することで、キャリアコンサルタントが担当としてついてくれて、
退職交渉に関しても相談に乗ってもらえます。
転職サイトのコンサルタントは、これまでにも多くの看護師の相談を受けているので、
こんな看護部長の場合であれば、こういう風に退職交渉を進めたほうがいい、
など具体的なアドバイスをもらえるのて、退職交渉の強い味方になってくれます(^^)
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