- 採血をする時に怖くて手が震えてしまう
- 出来るだけ採血をしたくない
- 採血をしないでいい職場で看護師として働きたい
「採血がどうしても苦手で、出来れば採血がない職場で働きたい」と考えている看護師さんも多いのではないでしょうか?
一度でも採血に失敗してしまったり、そのトラウマから針を持つことの恐怖が強くなってしまっているという人もいるかもしれません。
そもそも採血が苦手で、看護師に向いてないのでは?と悩む人もいます。
この記事では、採血が苦手な理由や克服方法、また採血が出来なくても働ける職場についてご紹介しています。
採血が苦手で看護師として働くことを諦めようと思っていた人は、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
採血を苦手に感じる看護師に多い理由
採血が苦手だと感じている看護師は実は多いのですが、なぜ採血が苦手な理由について紹介します。
- 失敗してはいけないプレッシャーが強い
- 血管を上手く見つけられない
- 針や血液への恐怖がある
- 血管がある感覚が分からない
- 採血や注射の手技がスムーズに出来ない
- ブランクがあって自信を持てない
このような理由から、採血や注射に苦手意識を感じている看護師が多いようです。
そもそも針や血液への恐怖がある場合は、なかなか克服するのは難しいかもしれませんが、それ以外は実はコツさえつかめばすぐに上達する可能性があります。
苦手な採血を克服するための方法
採血や注射は、一度苦手に感じてしまうと、その苦手意識から抜け出すのが難しく感じてしまいますよね。
まず採血の際に、血管が見つからなかったり、血管が逃げてしまったりすることは少なくありません。
そんな血管が逃げてしまう人のための採血のコツが以下の6つです。
1. マッサージなどで温める
マッサージを施すと血管がふくれ、針が刺さりやすくなります。また、腕を40度ぐらいのタオルで温めるのもよいでしょう。患者さんの腕を心臓より下になるようにして、うっ血させるのも効果的です。
なお、採血前、患者さん自身に手を握ったり開けたりを繰り返してもらう「クレンチング」を行うと、正確なデータを得られなくなる可能性があります。採血前のクレンチングは避けた方がよいでしょう。
2. 血管を指で触る
指で血管に触って太さを確認するとともに、弾力もチェックしておきましょう。
血管の太さは見た目だけでは分かりません。針が刺さりやすい場所を探すためにも、必ず指で触って血管の太さを確認します。また、弾力性がないと針が刺さりにくいです。高齢者の場合は、血管が脆弱で針が刺さりにくいケースもあります。
3. まっすぐな血管を選ぶ
人によって血管の走行は異なります。なるべくまっすぐな血管を選びましょう。ケロイドなどの怪我の有無や左右差などを見極め、適切な部位を選択することが大切です。
なお、杖をついている患者さんの場合は、杖をつかない方の腕から採血したほうがよいでしょう。
4. 駆血帯を締める
必要な場合は駆血帯を締めましょう。駆血帯を締めると血管が膨張し、針が刺さりやすくなります。適切な圧がかかるよう注意してください。
5. 血管を逃がさないよう針を素早く刺す
針をゆっくり刺すと血管が逃げやすいため、採血時は針を素早く刺します。血管が逃げてしまう場合は、左手親指で皮膚を手前に引き、血管が動かないように固定しましょう。
6. 採血が終わるまで、患者さんに手を握っていただく
患者さんに手を握っていただくと、手指からの血流が増え、血管がよりハッキリ見えやすくなります。
手を開いてしまうと血流が弱くなったり、急に手を開いたことによって腕が動き、針が血管から外れてしまうことがあります。採血中は、患者さんに無理のない範囲で手を握りつづけてもらいましょう。
参考:https://www.nasnus.com/contents_freepage/detail/10/
採血の機会が少ない職場に転職をするのもオススメ
採血のコツをお伝えしましたが、そうはいっても採血への苦手意識が拭えないという方は、採血の機会が少ない職場への転職も視野に入れてみてもいいかもしれません。
小児科
小児科の場合、子供は血管が細く分かりづらいため、注射などの医療行為は医師が行うところも多いです。そのため経験10年以上の看護師でも、点滴挿入はやったことがないという人もいます。ただ、病院によって方針は異なるので面接などで確認した方が良いでしょう。
精神科
精神科においても、内科混合や超急性期病棟では異なりますが、それ以外の開放病棟などでは基本的に点滴をしている患者さんはほとんどいません。ただ、月に1〜2回程度、内服薬の効果をチェックするために採血をすることはあります。
手術室
病院によって違いはありますが、病棟や救急外来で点滴をいれてくることが多く、手術室で点滴挿入する場面はほぼありません。しかし、看護師の人数が多いわけではないので、途中で漏れてしまった場合などは、対応しないといけません。また看護師が採血を行うこともほぼありません。
ICU(集中治療室)
ICUでは、採血や点滴が多いイメージがあるかもしれませんが、実は採血や注射の機会はそこまで多くありません。病院によっても違いはありますが、ICUでは薬剤投与量が多く複雑なので、一般的な点滴よりもCVやAラインなどが挿入されていることが多いです。そのため、看護師が対応をすることは少なくなります。
介護施設
特養などの医療・介護度が高い場合は点滴やCVポートなどを挿入しているケースなどもありますが、老人福祉施設などの医療・介護度が低いところでは基本的に治療を行うことがないため、注射スキルはほぼ必要ありません。ただし、入居者さんの急変や医師の指示があれば、採血をしないといけない場合もあります。
訪問看護
一般的な訪問看護では、医師の指示で採血や点滴などを行いますが、訪問看護ステーションによっては小児や精神科、リハビリに特化したところや医療・介護度が低いところもあります。そのような訪問看護では、注射のスキルはそれほど重要視されていません。
保育園
保育園での看護師業務は、子どもの健康管理や保護者への健康、発達面でのアドバイス、感染対策などの「園児の健康管理」がメインとなるので医療行為は行いません。そのため、採血などの機会はほぼないと思っていて良いでしょう。
企業
企業で勤務する看護師の場合、職員の健康診断の計画や実施、結果の解説を行なったり健康相談やメンタルヘルスがメインとなってきます。保育園と同様、採血の機会はほぼないので、採血がない職場で働きたい看護師にはオススメの職場です。健康相談、コールセンター、治験コーディネーター、出版社、編集者・ライターなどの様々な働き方があります。
ツアーナースやイベントナース
ツアーナースやイベントナースは、参加者の健康管理や病気やケガの対応、応急処置、病院搬送時の付き添いがメインとなります。単発派遣の仕事で行うことが多く、注射などの医療行為はありません。
注射が苦手だからといって、看護師の道を諦めるのではなく、違った視点で考えてみることもオススメします。
注射が出来なくても看護師として活躍できる場所はたくさんあるので、自分に合った働き方をぜひ探してみてくださいね!
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