「いつか海外で働いてみたい!」そんな憧れを持つ看護師も多いのではないでしょうか?
まさに、そんな夢のようなことが叶うのがツアーナースの仕事です。
ツアーナース=個人や団体の旅行に付き添いをして、参加者の体調管理およびケガや急病への対応を行う仕事です。
この記事では、ツアーナースの仕事内容、メリット・デメリット、給料事情、求人の探し方についてご紹介します。
ツアーナースの仕事内容について
ツアーナースは、学校や企業などの団体旅行に付き添い、参加者の旅行中の体調管理や突発的な病気や怪我に備えて、何かあった時に対応するのが主な仕事内容となります。
- 参加者の健康状態の把握
- 参加者の食事管理・服薬管理
- 病気やケガの応急手当
- 医療機関受診の判断と付き添い
同行する団体は様々ですが、企業の社員旅行や組織の一般旅行もありますが、最も多いものが学校の修学旅行や部活動の合宿などです。
修学旅行では、発熱や腹痛、喘息などを発症してしまう子供が多かったり、企業の団体旅行が海外であれば、食事や気候の変化で体調を崩してしまう人もいます。
ツアーナースの仕事は、基本的には2泊~5泊くらいが多いですが、中には1週間以上の長期海外旅行の仕事もあるので、旅行好きな看護師にとっては最適の仕事といえるかもしれません。
ツアーナースと病棟看護師との違い
看護師といえば病院で働く「病棟看護師」のイメージが強いかもしれませんが、ツアーナースは病棟看護師とは雇用形態・勤務環境・働き方において大きな違いがあります。
まず、病棟看護師の場合、正規雇用(正社員)として病院に就職するか非正規雇用(パート・アルバイト)として働く2パターンが多いです。
しかしツアーナースの場合、単発の派遣として働くケースが非常に多いです。理由としては、企業や学校の旅行が頻繁にあるわけではなく、単発的な募集となるためです。
また病棟看護師の場合、職場である現場には医師や他の看護師、また介護士や臨床検査技師などあらゆる医療従事者が周りに存在しますが、ツアーナースは医療従事者が看護師1〜2名のみというケースがほとんどです。
さらに、ツアーナースの現場には病棟とは違い、医師が同行することはほとんどなく、全て看護師が判断をし動く必要があります。
ツアーナースのメリット・デメリット
では実際に、ツアーナースとして働くメリットとデメリットについても解説していきます。
ツアーナースとして働くメリット
①いろんな場所に旅行が出来る
ツアーナースの一番のメリットは、やはりいろんな場所に行ける点です。北海道から沖縄まで日本各地はもちろん、海外のツアーもあります。
日給に加えて交通費や宿泊費、現地での食事代も支給されるので「お金をもらって旅行ができる」ので、旅行好きなナースには最高の仕事といえます。
②病院勤務では得られない経験ができる
ツアーナースは案件ごとに、違う環境や違う人と働くことになります。常に新鮮な気持ちで仕事に向き合えることも、ツアーナースならではのやりがいです。
③ダブルワークとして働ける
ツアーナースは求人自体が、単発での募集が多いので、副業のダブルワークとして働くことが可能です。
ちょっとしたお小遣い稼ぎとして、ツアーナースをやっている看護師も少なくありません。
ツアーナースとして働くデメリット
①仕事が不定期で収入が不安定
ツアーナースは仕事が不定期であり、学校や企業の行事が少ない月は仕事がほとんどないので、安定した収入を見込むことは出来ません。
②勤務時間が長く体力的にきつい
ツアー中の業務時間も明確ではなく、旅程の始まりから解散までずっと、参加者の体調に気を配る必要があります。
夜でも必ず休めるわけではなく、体調を崩した子どもを夜通し看病することもあります。一日中気を張っているため、勤務時間は長く体力的にキツく感じるでしょう。
③医師の判断を仰げないためプレッシャーが大きい
ツアーには基本的に医師は同行しいないため、ケガや体調不良などに看護師自身が状況判断をしなければいけません。
看護師は医師とは違い、診察や治療ができません。それをよく分かっていない参加者から「看護師なのに何もしてくれない」などとクレームになってしまうこともあります。
実際いくら稼げる?ツアーナースの給料事情
ツアーナースは、基本的に単発派遣で働くことになるので「日給制」となります。
ツアーナースの平均的な日給が役1万〜1万5千円が相場なので、例えば3泊4日のツアーに同行した場合、4日分×日給となるため約4万~6万円ほどの報酬となります。
また、修学旅行などの学校行事に付き添う場合、事前の打ち合わせが行われることも多いです。打ち合わせに参加すると、時給2000円ほど支給されます。
ツアーナースに求められるスキルはある?
ツアーナースとして働くために必要な資格は、正看護師もしくは准看護師の資格のみですが、それ以外にも持っておくべきスキルは多々あります。
下記は、ツアーナースとして求められるスキルの一例です。
コミニケーション能力
ツアーナース は、ツアー参加者とともに旅程に参加することもあります。参加者の異変に気づいたり、体調に関する相談をきちんとしてもらうためには、参加者とコミュニケーションを取り距離を縮めておく必要があります。
臨機応変な対応力
ツアー内容や参加者の年齢層によっても、起こり得るトラブルは様々です。どのような事態が起きても、冷静かつ適切に行動するためには臨機応変な対応力が欠かせません。
幅広い症状に対応できる医療知識
ツアーナースは、一人もしくは二人など限られた人数で看護を行うため、様々な状況下で柔軟に対応できる力が求められます。そのためツアーナース として働くためには、最低3年以上の臨床経験があった方が良いと言われています。
ツアーナースになるには?求人の探し方から勤務開始までの流れ
ツアーナースになるには、派遣会社に登録することが一般的です。登録から勤務開始までの主な流れは下記の通りです。
- 派遣会社に登録する:Web上でツアーナース専門の派遣会社に登録をします
- 希望条件を伝える:登録した派遣会社に希望条件の相談を行う(電話もしくはメール)
- 気になった求人に応募する:紹介を受けた求人に応募をする
- 社内選考・研修が行われる:派遣会社による社内選考、もしくは研修が行われる
- 事前打ち合わせを行う:選考結果が届き勤務が決定したら、ツアー主催者との事前打ち合わせを行う
- ツアーナースの勤務:当日は現地合流をしてツアーナースとしての勤務を務める
ちなみに、ツアーナース専門の派遣会社からは、このような求人情報が送られてきます。
ツアーナースの求人例①
ツアー形態 | 小学校の林間学校 |
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勤務先 | 長野県 |
業務内容 |
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日給 | 14,000円(食事は支給※自己負担なし) |
勤務形態 | 3泊4日/8:00〜21:00 |
資格 | 正看護師、准看護師(ブランクありもOK) |
ツアーナースの求人例②
ツアー形態 | 中学校の修学旅行 |
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勤務先 | 沖縄県 |
業務内容 |
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日給 | 12,000円(食事は1000~3000円支給あり) |
勤務形態 | 2泊3日/8:00〜22:00 |
資格 | 正看護師、准看護師(ブランクありもOK) |
気になる求人があれば応募をして、選考結果を待ちます。ツアーナースの求人は人気なので、とりあえずたくさんの求人に応募をしておくことがポイントです。
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休日に働けるイベントナースの求人や、次の病院に転職するまでの1ヶ月の短期間に働ける求人などもあるので、ダブルワークを探すために登録する看護師も非常に多いです。
給料の先払いをしてもらえる
MCナースネットでは、給料の先払いサービスがあり、通常の給料日よりも前に振り込んでもらえます。
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MCナースネットを利用した人の口コミ
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